地域福祉
私たちが暮らす地域には、子どもから高齢者まで様々な人が暮らしています。その中には、子育てや介護で悩んでいる人、生活が苦しくて困っている人、買い物やゴミ捨てなど日常生活にちょっとした手助けが必要な人など、さまざまな悩みや課題を抱えている人がいます。子どもでも、高齢になっても、障害があっても、住み慣れた地域で安心して自分らしく幸せに暮らしたいというのは、みんなの願いです。
その願いを実現するためには、日頃から自分でできることは自分で行い、本人や家族の力で問題を解決する(自助)、ご近所や地域などで互いに助け合う(互助)、社会福祉協議会の取り組みや介護保険制度などを活用する相互扶助(共助)、行政などの公的サービスで支える(公助)といった重層的な取り組みが必要です。
誰もが直面する可能性のある生活上のさまざまな悩みや困りごとを“他人事”ではなく“我が事”としてとらえることで、地域の中で“お互いさま”の気持ちをもって助けたり助けられたりする「互助」のつながりを強め、制度やサービスの特性を活かしながら、『みんなが地域づくりに関心をもって参加できる仕組み』をつくるための取り組みが地域福祉です。